【入院中】医者に施設や老人ホームをすすめられた!自宅に帰れない理由とその対応はどうする?

 

こんにちは。退院調整看護師のさやみんです。

突然ですが医者に老人ホームをすすめられることってあると思いますか?

 

その答えは「かなりある」です。

私は日々入院している患者さんの希望、ご家族などの希望に寄り添いながら、退院先の相談や施設入居のサポートをさせていただいております。ですので、このような場面に立ち会うこともたくさんあるわけで・・・

入院中によくあることの一つですが、主治医から患者さんご本人あるいはご家族に、老人ホームなどへの入居を勧められることがあります。

しかし、当の本人やご家族としては

  • なぜそんなこと言われるのか
  • 必要性が理解できない
  • こんなに元気なのに施設に入らなくったって・・・

という意見をよく聞くため、今回は医師が患者や家族へ老人ホームへの入居を勧める理由とその対応についてお伝えしたいと思います。

医師が老人ホームを勧める理由とは

大きな病院では入院すると、

  • このまま退院して元通り元通りの生活ができるか
  • 介護の必要性はないか
  • 年齢や病状などから体力や認知機能が入院中に低下するリスクがどれくらいあるか

などを医療的側面から判断し、退院に向けてのサポートをするかしないかのチェックが行われます。

退院時スクリーニングと呼ばれています。)

そして医師や看護師、リハビリ職種など様々な医療職が相談などをした上で「元の自宅に戻るのは危ない」と判断したり、一般的な方ではサポート出来ないような医療的処置が必要だと判断した場合には介護サービスや老人ホームへの入居などを進めることになるのです。

 

つまり医師が適当に老人ホームを提案しているわけではなく、その発言の裏には看護師やリハビリなど多くの医療スタッフが検討したうえで、自宅退院は危ないと予測されているということになります。

 

医師が老人ホームへの入居をすすめる状態とは?

ではどんな方に対し老人ホームへの入居をすすめると思いますか?

医師(病院)が老人ホームへの入居を進める人とは

病院側から老人ホームを提案するような状況とは
  • 自宅に帰って生活が保持できない
  • 病状や病状の悪化などのリスクがある
  • 医療行為など専門職がサポートをする必要がある
  • 認知症などで判断能力が鈍っており、事件や事故などのリスクが高い

※このような場合でも家族のサポートが厚いような家族状況では、自宅退院も可能とされることもあります。

 

このような患者さんには退院後に介護サービスなどを受けたり、あるいは療養場所を自宅ではなくて施設へ移すということを勧めているのです。

もし老人ホームが関係ないと思ったら

普段の生活を見ていない医師から、「老人ホームへの入った方がいい」と言われても納得できない方も多いのではないでしょうか?

今まで自宅で普通に生活してきた方が急に老人ホームへ入らなければいけないと言われても納得できないのも仕方ありません。

 

しかし残念ながら「入院をする」ということは、ただ入院生活を送っているだけで体力や認知機能が一般の方が予想する以上に低下し、別人のようになってしまう高齢者がとても多いのです。

 

私自身、看護師をしており、たくさんの入院患者さんを24時間対応で見てきました。

そして中には、退院する際にどんなに医師や看護師が「自宅退院は心配だ、デイサービスや施設の検討を!」と呼び掛けても、

「今までも家でやってきたんだから大丈夫」

といって老人ホームや介護サービスを拒否して退院していった患者さんとその家族がいます。

 

そのような方がどうなるかというと、やっぱり退院してみて

  • こんなはずじゃなかった
  • これじゃ家族が倒れてしまう
  • また入院させてもらえないか

と感じたり、緊急入院を求めてくるようになってしまうのです。

 

医師などの病院が施設を勧めるには理由がある

看護師は患者さんの様子を24時間観察し、自分で何ができるか何ができなくてサポートが必要なのかという視点で患者さんと接しています。

 

高齢者の方の場合、入院すると自宅と違う環境におかれ、今まで通りの活動ができず、認知症が進行したり、オムツが必要になってしまったり、歩くのにサポートが必要になってしまう方がとても多いです。

 

家族としては今まで通り変わらないと思っていても、実際のところは筋力や体力がかなり低下しており、今までと同じような生活ができなくなってしまっていることがほとんどなのです。

 

このことを把握せずに、ただ老人ホームを勧められると、「なぜ?」と拒否してしまうと思いますが、もし医師や病院スタッフから施設を提案された場合には、入院前とどのように違うのか?自宅にいて何が大変なのか?を改めて病院側に問い合わせてみましょう。

 

そして入院中のご本人の状態を詳細に知る事、それが一番大切になります。

 

大丈夫だと思う前にちゃんと患者さん本人を見てください

ここを見ているあなたは、まさか親が老人ホームに入るなんて思いもしないでしょう。

 

しかし、私が看護師として断言できることは、高齢者の8割入院して歩けなくなったり、オムツが必要になるということです。

入院する際に歩いて病院に来た方が、退院時には車いすでか帰ることが当たり前なのが「高齢者の入院」です。

私達もそのような悲しい現状をなくしたいと思い、早期のリハビリや看護師の介助にも取り組んでいるのですが、「病気の治療」を優先する病院では、残念ながらこのような現状はなかなか変えられません。

 

そしてそれを見たほとんどの方が、「まさかうちの親が」と言っています。

 

ですので、老人ホームを勧められたということは、それなりに筋力や体力が低下しており、自宅に帰るとしてもかなりの介護の負担が必要と言いえる状態。

もしその状態を詳しく知りたいのであれば、ぜひ入院中の看護師に詳細を聞いてみましょう。

 

そして自宅では無理かもしれないと感じた場合には、ぜひ私達退院サポートチームを頼ってください。

老人ホームや介護施設はどうやって探す

急に老人ホームと言われても探し方や施設について全く知識がない方がほとんどだと思います。

その様な時にぜひ頼って欲しいのが私達相談員という存在です。

 

私達は退院サポートチーム退院調整部門などという名前で活動しており、このように自宅に帰れなくなった患者さんや、もともと施設にいて同じ施設に戻る調整のお手伝いをしているのが活動をしています。

 

介護施設や老人ホームに関する知識もあるため、どのような老人ホームがぴったりなのかを本人やご家族の経済状況を元に、その方に合った施設を提案しています。

自分たちだけで悩むのではなく、病院の相談窓口を頼ってみましょう。

 

施設探しは自分たちでも取り組もう

病院の相談窓口があるということはお話しましたが、すべて相談員に任せてしまうのではなく、家族の方は自分達でも施設の情報を見てみることをオススメしています。

その理由は自分たちで探すことで施設の雰囲気を事前に確認でき、さまざまな施設を検討し、比較できるためより自分たちに合った施設を探すことができるのです。

我々相談員も施設は探せるのですが、病院の多くの患者の相談を受けているため、そこまで念入りに探せない現状もあります。なので家族の方が少しでも施設を自分たちで探して「この施設の雰囲気がいいな」なんていう気持ちを教えてくれるだけでも私たちはとてもありがたいと感じます。

施設探しにおすすめなネットの情報サイト

施設探しというと難しく感じますが、今ではインターネットを通して簡単に資料請求や見学の申し込みができるようになりました。

いちいち施設に問い合わせなくても、情報サイトを通して、「自宅近くの施設」や「要介護〇で入れる施設」などを条件に入れると、まとめて資料請求ができる便利なサイトがあります。

私が個人的に利用しているのがこちらの「ライフル介護」というサイトです。



※ここをクリックするとサイトを見ることが出来ます。利用料は完全無料。

こちらのサイトに、住んでいる地域を入力するだけで、自分の地域の老人ホームや介護施設が一覧で表示されるようになっています。

さらに資料が欲しいと思った施設にチェックを入れて名前や住所を入力するだけで自宅に資料が送付される仕組みになっています。

手続きもとても簡単でしかも費用はかかりません。なので施設探しをしている方はこのようなサイトなどを使って効率的に施設を探していくことをおすすめします。

 

施設を探してるうちによくわからなくなってしまった場合には、このサイト内にも相談員はいるため電話での相談も可能。

 

もしこのような入力や検索自体も面倒で、パソコンに不慣れだという方はこちらの「かいごDB」というサイトを利用してください。



※ここをクリックするとサイトを見ることが出来ます。利用は完全無料です。

こちらは自分で情報を見て選ぶタイプのサイトではなく、最初から担当者がついて、ご本人や家族の希望を聞き、ぴったりの施設を紹介してくれるサービスになります。

 

最初の画面で住んでいる地域などを入力するだけで登録可能で、もちろん利用はすべて無料なので安心して利用できますよ。

施設の見学までサポートしてくれるため、知識がない方でも安心して利用することが出来ます。担当者という相談できる人がついてくれると安心できますよね。

 

まとめ

長くなってしまいましたが、医師や病院側から老人ホームなどの介護施設を提案される理由と、その対処法はわかっていただけたでしょうか?

 

高齢者が入院後に自宅に帰れくなってしまうことは本当にたくさんあります。

ぜひその時に慌てないためにも、ここでの内容を参考にしていただければと思います。

お読みいただきありがとうございました。