見守りって何?高齢者向けのカメラやセンサー型などの種類とメリット・デメリットを比較

大切な親が1人暮らしや夫婦だけで生活をしていると、子供としては何を食べてどんな生活をしているのか、元気でやっているのかなどたくさんの心配事が出てきますよね。

そんな方におすすめなのが、高齢者の生活を見守ってくれる見守りサービスの存在です。

見守りサービスといっても様々な方法やツールがあり、目的や本人と家庭の状況に応じたものを方法を選ぶことが重要です。今回は高齢者におすすめな見守りサービスを6種類紹介していきたいと思うので、それぞれのメリットデメリットを知り、ご本人に合った見守りサービスを選ぶ参考にしてみて下さい。

1:カメラ型見守りサービス

カメラ型はその名の通り、カメラを自宅においてその生活状況を映像として見守るサービスです。

誰でもわかりやすく設置も簡単なので取り入れやすい見守りの方法ですが、生活している本人にとっては、見えるところにカメラがあるとずっと監視されてるようなストレスを感じることもあります。

高齢者の見守りカメラの機能

最近では高齢者の見守りのための機能として

  • 動作検知機能
  • 首振り機能
  • 複数のカメラを連動させる機能
  • 暗いところでも撮影できる暗視機能

などの高機能な家庭向け見守りカメラが発売されています。

またスマホやパソコンと連動させるものも多く、長時間動作を検知しない場合にはアラームでお知らせしてくれるなどの機能がついているものもあります。

カメラ型見守りサービスのメリット

  • 店舗やネットで簡単に購入することができる
  • 設置も簡単
  • 映像として見ることが出来るので生活状況がわかりやすい

カメラ型の場合、購入・設置が簡単で誰でも気軽に導入できるのがメリットといえます。

そして外出先でもスマホなどを通してリアルタイムで生活の様子がわかるので、安心できます。誰でも使いやすく、始めやすい見守りサービスを言えるでしょう。

カメラ型見守りサービスのデメリット

  • カメラがあることで監視されているというストレスを感じやすい
  • 家中を見守るには複数のカメラを購入しなければいけない
  • 録画機能がないと不便
  • 緊急時の対応ができない

カメラを自宅に置くことで利用している本人はずっと監視されているようなストレスやプライバシーを損害されているような気分に陥ることもあります。

また、カメラがとらえられる範囲しか見守ることができないので、家中の全てを把握することは難しいと言えます。広い家に住んでいるような場合には、複数のカメラを設置する必要が出てきます。

カメラ型見守りサービスの中には録画機能を備えているものも増えてきてはいますが、ただ撮るだけのカメラでは録画されていない為、ずっとカメラを見て監視をしていないと充分にご本人の様子がわからないので必ず録画機能が付いているものを選びましょう。

カメラ型見守りサービスはこんな方にオススメ

  • 実際にどんな様子をしているのか、目で見て知りたい
  • 手軽に買えて、簡単に設置できるものがいい
  • ご本人の了承が得られて、カメラの設置に協力してもらえる

このような方にカメラ型見守りサービスはオススメと言えます。

おすすめの高齢者向け見守りカメラ

上記で説明した高機能なカメラはネットで多くの種類が販売されているので、ぜひネットで本人の状況や家庭環境に合った見守りカメラを探してみて下さい。

見守りカメラの多くは5,000円~15,000円程度で購入することが出来ます。

2:訪問型見守りサービス

訪問型見守りサービスとは地域に住んでいる方が実際に自宅を訪問して、対面でお話しすることで生活状況を確認するサービスです。

この訪問型見守りサービスには、介護保険で利用ができるヘルパー訪問看護などの他に、介護保険以外でもセコムなどのセキュリティ会社や郵便職員や水道会社のスタッフが、定期的に自宅を訪問してご本人の安否確認をしてくれるサービスなどがあります。対面で確認することで、ご本人の生活状況や些細な変化がわかりやすいというメリットがあります。

自宅への訪問を繰り返すことで信頼関係も築きやすく、何かあった時にすぐに駆けつけてくれたりといった柔軟な対応をしてくれるのもこの訪問型見守りサービスならではといえます。

訪問型見守りサービスのメリット

  • 同じスタッフが自宅を訪問してくれるので、本人も安心して信頼相談しやすい
  • 対面形式で確認するので、ご本人の変化に気づきやすい
  • 信頼関係が築きやすく、いざという時に柔軟な対応をお願いしやすい

このように人間による見守りは、カメラなどの機械による見守りに比べて、細かな変化を察知しやすく体力の低下や認知症の初期症状などもいち早く発見できる可能性もあります。

緊急時には駆けつけてもらうことも可能なサービスもあるので、安心できる見守りサービスといえます。

訪問型見守りサービスのデメリット

  • 週に数回という訪問のため、24時間継続して見守る事ができない
  • 自宅に訪問する人間が増えることで、認知症がある方などは詐欺の被害のリスクの可能性もある
  • 訪問時に本人が「大丈夫」と言ってしまうと、それ以上詳しい生活状況は分からない

訪問型見守りサービスは、人と人の関係で成り立つサービスなので、ご本人がいかに訪問する担当スタッフを信頼できて、さまざまな相談をしてくれるかどうかが重要になってきます。認知症がある方の場合には、実際には生活が大変な状況でも、他の人には自分はちゃんと出来ていると装ってしまう傾向があるため、訪問スタッフが本人の言葉をうのみにしてしまうと危険です。

訪問型見守りサービスはこんな方にオススメ

  • 人と話すのが好きな方
  • 状態が落ち着いていてある程度自分で何でも出来る方
  • 認知症がない方

認知症があって自分の生活状況を詳しく話せなかったり、人とのコミュニケーションが苦手な方の場合には、このような訪問型見守りサービスは不向きと言えます。認知症の特徴を理解している介護スタッフなどが訪問するのであれば、問題ありませんが、郵便職員などの一般の方が訪問するようなサービスでは、認知症の方への対応は難しいといえます。

本人の状況に応じたサービスを選ぶようにしましょう。

3:配食型見守りサービス

1人暮らしや高齢の夫婦だけで生活していて毎日食事作りが大変だと感じているような場合には、配食サービスを利用することで見守りの目的も果たすことができます。

定期的に配食サービスを利用することで、配食のスタッフが食事を届けるために自宅を訪問することになり、そこでご本人の健康状態や生活状況を把握することができます。

見守りと食事のサービスを一緒にしてしまおうというのがこの配色型見守りサービスです。

配食型見守りサービスのメリット

  • 一緒に食事のサービスを利用することができる
  • 健康面に配慮した高齢者向けの食事を食べることができる
  • 人が訪問するため、安否や健康状態を確認することができる

配食型見守りサービスは、主な目的は食事を届けてもらうことですが、スタッフが自宅を訪問することで健康状態の確認をすることが出来ます。

また食事においては、高齢者向けの宅配サービスも増えており、栄養士が監修しているようなおいしい食事を届けてくれるお弁当屋さんはたくさんあります。

元気で生活出来ているけれど、食事や栄養面が心配という高齢者の方にピッタリのサービスといえます。

配食型見守りサービスのデメリット

  • スタッフは基本的に宅配するのみ
  • 本人から話さなければ、詳細な生活状況を把握することはできない
  • 緊急時の対応は難しい
  • 1日の継続した生活状況は把握することはできない

配食サービスのスタッフは、基本的には「配達」がメインなので緊急時の対応や細かな生活状況を聞き出すといったことまではしてくれません。

なので、ご家族が詳しい生活状況を知りたいような場合には不向きかもしれません。

宅配型見守りサービスはこんな方にオススメ

  • 1人暮らしや夫婦だけの生活で食事作りが大変
  • 本人が自分で自立した生活ができる
  • 食べ物や病気の事が心配

おすすめの配食型見守りサービス

この記事でも紹介していますが、「わんまいる」という配食サービスが高齢者向けで健康や食材に気を使っており、さらにおいしいと評判です。

せっかくお金を払ってお弁当を頼むなら、ワンランク上のおいしいお弁当を食べたいですよね?

また、持病があったり高血圧などで食事制限がある方向けの配食サービスもあります。

4:センサー型見守りサービス

センサー型見守りサービスとは、トイレや洗面所などにセンサーを取り付けておき、人が通ったりドアを開け閉めしたりすることで、センサーが反応し安否確認につながるという見守りの方法です。センサーが人の動きを感知すると、家族のスマートフォンやパソコンに連絡が届くため、活動状況を詳細に把握することが可能です。

このようなセンサー型見守りサービスはサービスを提供する会社と契約する必要がありますが、もしセンサーが長時間反応せず異常だと感知した場合には、その会社からスタッフが自宅まで駆けつけてくれるサービスもあるので、家族としては安心して利用することができます。

カメラ型見守りサービスと比べ、利用している本人は、「誰かに見られている」というストレスがなく、普段通りの生活が行えるのがこのセンサー型見守りサービスのメリットと言えます。

センサー型見守りサービスのメリット

  • カメラがない分、利用生活する本人がストレスなく過ごせる
  • パソコンやスマホなどで1日お通した生活状況が簡単に把握することができる
  • 緊急時の対応も可能

センサー型見守りサービスのデメリット

  • サービス業者と契約をする必要がある
  • 実際にご本人を目で見て確認することはできない
  • センサーがある特定の場所だけしか行動活動状況が分からない

センサー型見守りサービスはこんな方におすすめ

  • 本人がカメラでの見守りを拒否している方や不快に思っている場合
  • 1日の活動量や生活の範囲を詳しく知りたい方
  • 緊急時の対応を希望している方

おすすめのセンサー型見守りサービス

ホームセキュリティーのアルソックでは、「ライフリズム監視サポート」というセンサー型見守りサービスがあり、トイレのドアにセンサーを設置しておくタイプになります。

この場合、機器を別途で取り付ける必要はありますが月々1700円~サービスを利用することが出来ます。希望に応じて緊急通報サービスなども一緒に申し込むこともできるので、ご家族が心配しているような場合にはこのような総合的な保障をしてもらえるサービスを利用してみましょう。

他にもセコムなどもこのようなセンサー型や駆けつけサービスを展開しているので、ぜひセキュリティ会社の資料を請求しサービスの比較をしてみることをお勧めします。

5:オート電話、オートメール型見守りサービス

オート電話型みまもりサービスとは定期的にご本人の自宅に電話をかけることで、ご本人が元気で生活しているかどうか安否確認をするという見守りサービスです。

連絡を取り合ううちに担当者とも信頼関係が生まれ、様々な相談や生活状況を教えてくれる方も多いようです。

契約会社とご家族との間で情報交換をすることも可能なので、ご家族が気に心配になった場合には、契約会社と連絡を取ることでご本人の生活状況を詳細に聞き取ることもできます。

生活している本人にとってもカメラやセンサーがない分、いつも通りの生活が出来るのがメリットです。

オート電話、オートメール型のメリット

  • 定期的な電話だけでいいので、利用する本人は気軽に生活することができる
  • 家族にとっても、いちいちスマホやカメラを確認する必要がない

ただかかってきた電話に出るだけでいいので、本人も負担が少なく、カメラ型のように家族がこまめにスマホをチェックしなくてもいいのでお互いのストレスが少なくて済む見守りサービスです。

現在では郵便局などでもこのようなオート電話サービスを提供しており、手軽な料金で始めることが出来ます。

オート電話、オートメール型のデメリット

  • 振り込め詐欺などのリスクも高く、電話連絡を嫌がる方も多い
  • 電話連絡のみなので、詳細な生活状況を把握することはできない
  • 頻回の電話連絡を嫌がる方もいる

人によっては電話がかかってくること自体を拒否する方もいるため注意が必要です。

また最近では高齢者を狙った詐欺も多発しているため、このような見守りサービスを装った詐欺にあう可能性もあります。このような詐欺被害のリスクをなくしたいのであれば、電話サービスは控えた方がいいかもしれません。

オート電話、オートメール型見守りサービスがオススメなのはこんな人

  • カメラやセンサーなど、自分の生活を監視されるような見守りサービスを拒否している方
  • 振り込め詐欺などのリスクを承知していて電話連絡に好意的な方
  • 生活が安定していて、ある程度自分で何でも出来る方

6:電力型見守りサービス

最近「電力型見守りサービス」というセンサー型見守りサービスの延長として、新しいタイプの見守りサービスが登場し注目を集めています。このサービスは日中使っている電力を利用して日中の生活状況を把握するといった見守りの方法です。

センサー型見守りサービスでは、センサーがある箇所の活動状況しか把握することが難しかったのに対し、このセンサーが電力型見守りサービスであれば、電気やテレビ、こたつ、掃除機、炊飯器などといった家の中にあるあらゆる家電の使用状況を把握することができ、その使用状況を元にどのような生活をしているのかをパソコンやスマートフォンで簡単にチェックすることができます。

このサイトでも新しい見守りタイプとしておすすめの記事を書かせてもらっていますが、今まで紹介してきた見守りサービスのデメリットを全て更新したような斬新なアイデアだと私は感じています。

電力型見守りサービスのメリット

  • カメラを使わないため、ストレスなく生活することができる
  • 家中にある家電の使用状況を把握できるので、1日の生活のスタイルが分かる
  • 緊急時の対応もしてくれる

電力型見守りサービスのデメリット

  • ご本人を映像をして見て確認することができない
  • サービス提供業者と契約し工事が必要

カメラは使わないので、実際に映像としてご本人を確認することはできません。そして事前に電力会社と提携し、ブレーカーがある分電盤に小型機械を取り付ける必要があります。

手間はかかりますが、その分安心して生活が出来る見守りサービスといえるでしょう。

電力型見守りサービスがおススメなのはこんな人

  • カメラを使うことに抵抗がある
  • センサー型見守りサービスのような特定の箇所だけの見守りでは不安
  • 本人の映像は見えなくてもいいから、生活状況を詳しく知りたい
  • 緊急時の対応を希望している

サービスを使わずに地域で高齢者を見守る方法もある

ここまで様々な見守りのサービスを紹介してきましたが、このようなサービスに頼らなくても地域ぐるみで高齢者を見守る方法もあります。地域によっても違いますが、例えば健康教室のような、定期的に高齢者向けの教室を開いていたり、一人暮らしで生活状況が不安な方の場合は地域包括支援センターなどが介入して定期的に訪問してくれることもあります。

更に民生委員などや自治会が主体となって生活が心配な高齢者を地域で見守るといった活動も盛んになってきています。

家族としては、このような地域での活動はなかなか分からないかもしれませんが、ご両親が住んでいる地域の住民の方にご挨拶したり連絡先を交換しておくことで、いざという時に地域の方から連絡をもらえたり相談を受けたりといった情報交換することも可能です。

このように公的なサービスと一緒に身近な地域密着型のコミュニティーを一緒に使うことで、更に見守りを強化しご本人の健康や生活を守ることができます。

まとめ

最後にここで紹介した見守りサービス6種類を比較し表にまとめておきます。

カメラ型 訪問型 配食型 センサー型 電話・メール型 電力型
映像化
生活状況の把握

(見えている範囲のみ)

(訪問するスタッフによる)

(基本的に安否確認のみ)

家族の安心
本人のストレス
緊急時の対応 △(サービスによる)
費用 5,000~15,000円 介護保険のサービスなら1割負担で利用可能 1食700円前後 月々3000円~4000円程度 月々1,000円~2,000円程度 月々3000円
種類別おすすめの見守りサービス
  1. カメラ型見守りサービス  ⇒Amazonや楽天で「見守りカメラ」と検索してみましょう。
  2. 訪問型見守りサービス   ⇒郵便局や介護保険のサービスを利用しましょう。
  3. 配食型見守りサービス   ⇒「わんまいる」などの美味しく健康的なお弁当がおすすめ
  4. センサー型見守りサービス ⇒「アルソック」や「セコム」などのセキュリティ会社への資料請求を!
  5. オート電話・メール型見守りサービス⇒郵便局の「見守り電話サービス」がおすすめ
  6. 電力型見守りサービス   ⇒東京電力の「遠くても安心プラン」がおすすめ

ぜひここの記事を参考に本人と家庭状況にあった見守りサービスを選んで下さい。