介護保険のことなんて何も知らない・・・

でも親がそろそろ自宅では限界。

または、入院している病院から「もう家には帰れない」と言われてしまった・・・

 

そんな状況で悩んでいる方、いませんか?

私は病院の相談員として働く看護師です。

毎日あなたのようなお悩みを抱える方の対応をさせてもらっています。

 

ここでは自宅で生活ができない状況になってしまったけど、介護保険のことを何も知らないというご家族向けの記事を書いていきます。

この記事がおすすめな方
  • 親が認知症や体力の低下などで、自分の家に住めなくなってしまった方
  • 入院している(または入院していた)が、自宅で生活できないということが分かった方
  • 病院や他者から「もう自宅は無理」と言われた方
  • 急いで入れる施設を探したいけど介護保険のことを何も知らない方

基本的に介護保険がないと施設には入れない

まず施設を探すうえで、介護保険の認定があるかどうかは必須条件とも言えます。

基本的に介護施設と呼ばれるような施設は要介護以上の認定が出ていることが条件とされていることが多いです。

 

よく「介護保険で入れる施設」といいますが、それはおおざっぱに言うとこの3つの施設を指します。

  1. 特別養護老人ホーム(通称「特養」)
  2. (通称「老健」)
  3. 療養病床(「」)

これらの施設は介護保険を利用し、比較的安めの料金で入居できると言われており、まずこの施設に入居できるかどうかというところから検討を始ます。

 

しかしこの介護認定の申請もされていないような状況では話が全くすすみません。

「じゃあ今から介護保険を申請すればいい?」

という話でもないんです。

 

介護保険を申請しても、介護認定が下りるのは調査の約1か月後

介護保険の認定の流れはこちらで説明をしていますので参考にしてみてください。

要介護認定をわかりやすく解説 した方がいい人・してはいけない人とは

 

そして介護保険を申請したとしても、そこから認定のための調査があり、さらにそこから認定が下りるまでにおよそ1カ月の期間を要します。

 

「みなし認定」と言われるような、正式な「要介護〇」の認定が下りなくてもサービスを使い始めることができる制度もありますが、これは明らかに寝たきりだったり、認知症などの状態がある場合には有効ですが、一見元気な高齢者に見えるような場合には、みなし認定も難しいのが現状です。

では介護保険の申請が下りるまで、施設の入居はできないかというと、これもそういうわけではないんですよね。

 

先ほど挙げた3つの施設以外であれば、介護保険が未申請の状況でも入居できる可能性があります。

有料老人ホームなら介護保険がない状況でも入居できる場合がある

介護保険が未申請でも入居できる施設は「住宅型有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などと言われるところです。

 

先ほどの3つの施設を何が違うのかというと、これらは介護保険が適応にならない施設であり、住宅などを提供したり、見守りなどの自立した高齢者が安心して生活をするための場所というような位置づけとなっています。

これらは介護保険がない状況あるいは、申請をしたけれど非該当になった方でも利用できる施設です。

有料老人ホームの種類と特徴を比較してみた

1番安い老人ホームは?月8万円~10万円で入れる施設を探したいというお金がない方へ

 

急いで入居する施設を探したい方がすること 3つ

とにかく入居できる施設を探したいという場合には、今すぐに行動することが重要です。

特に入院中の場合、急性期病院では基本的に1.2週間での退院となってしまうことも多く、私自身退院の相談を行う中で

「そんなに早く追い出したいんですか?」

と言われることも・・・

 

しかし急性期病院には次から次へと入院患者や緊急入院が入るため、ベッドを回転させないと患者さんの治療が滞ってしまうのです。

ですので、入院中の方の場合にはできるだけ早く以下の対応を始めていきましょう。

急いで介護保険の申請に行く

とにもかくにも介護保険の申請です。

施設に入れたいという希望があるのであれば、早めに市区町村へ申請手続きを行いましょう。

要介護認定をわかりやすく解説 した方がいい人・してはいけない人とは

ここにも書いてありますが、基本的に施設入居を希望される場合には、介護保険の認定は必須ですが、中には介護保険を使ってしまってデメリットを感じた方もいます。

ですのでご本人の状況や今後どう過ごしていきたいのかを本人としっかり話し合うことが大切です。

介護保険がなくても入居できる老人ホームを探す

身体的な機能も自立していて、認知力の低下も見られないような方の場合、介護保険を申請しても、「非該当」となってしまい介護保険を利用できない可能性もあります。

そうなった場合には、介護保険を使ったサービスは利用できません。

 

ですのでそのような方の場合、事前に先ほど説明した介護保険を利用しなくても入れる老人ホームを探したり、見学に行くなどの準備をすすめておくと安心です。

介護保険を利用しなくても入れる施設については、ライフル介護かいごDB(介護DB)などの施設紹介サイトを利用すると、あなたの地域の施設を簡単に見つけることができます。

身近な窓口に相談をする

施設に入れたいと思っていても、なかなか介護や身内のことを相談できる人っていないんですよね。

「こんなことを相談していいのだろうか?」

「こんな状況で施設って入れるのかな?」

と一人で悩んでいる方も少なくありません。

 

そう思った場合には、身近な相談窓口に相談してみることをお勧めします。

施設入居のことを相談できる窓口
  • 地域包括支援センター
  • 病院の相談室
  • 身近なケアマネジャー
  • 施設入居紹介サイト:「ライフル介護」(全国対応)や「かいごDB」(デイサービスなどの施設まで検索できる)など・・・
  • 私の個別相談(メールや電話など)でも承っています。

このような相談窓口をうまく利用しながら、効率的に施設探しや見学などをすすめていきましょう。

 

入院中の場合に施設を探すための準備のための病院へ転院も可能

もし入院中の場合には、このような介護保険の申請であったり、施設入居のための時間がかかってしまうことで退院が伸びてしまう可能性があります。

そうした場合には、自宅へ帰る、あるいは施設を探すための準備期間として「転院」という方法もあります。

たとえば「地域包括ケア病棟」は自宅や施設に復帰するための、リハビリや自宅の環境を整えるための病院です。

また手術後などでリハビリを重点的に行いたい場合には「回復期リハビリテーション病棟」への転院もできます。

 

こういった相談は病院などを中心に行っていますので、早めに担当の相談員、もしくは私でもいいのでご相談ください(*^-^*)

 

施設入居で失敗しないために

私は入院中の患者さんと接する中には、施設入居を「よかったと思える方」と「そうでない方」がいます。

 

私は必ず入院直後の患者さんに

「今まで生活していた〇〇(入居していた施設)はどうでしたか?」

と聞くんです。

そうすると

「とてもよかったです。休み時間は友達と折り紙なんかをしてね・・・」

と笑顔でお話される方もいれば、

「あんなところ、入るんじゃなかった」

とおっしゃる方も。

 

その施設は、高齢者が最後の時間をすごす場所の一つになります。

安易な選択をしてしまうと、大切な家族の時間が台無しになってしまう可能性もあるのが施設入居です。

 

私自身、何より施設選びで大切なのは「本人のおもい」だと思っています。

最終的に決めるのは本人。

ご家族はその間に挟まれ、とても苦悩されている方も多いですが、そこをサポートするのが私のような退院調整であったり相談員だと感じています。

どうか一人悩まずに、早めに相談をしてみてくださいね(*´▽`*)

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