ナースが入院中の部屋の決め方を教えます!病室や大部屋トラブルの解決法とは?

看護師が入院中の患者さんや家族からの質問で、意外に多いのがお部屋の希望やクレームについて。

  • なんでこの患者と一緒にするのか?
  • 窓際がいいんだけど。
  • 同室者がうるさい!何とかして!

 

こんな愚痴やクレームは看護師にとっては日常茶飯事の出来事なんです。

 

しかし患者さん側としては、どのように入院中のお部屋や大部屋の患者さんの配置を決めているか気になりますよね?

 

病室は入院中の生活をするうえで基礎となる場所でもあるため、同室者やお部屋の環境にはみなさんが敏感になるのもうなづけます。

そして時には同じお部屋の患者さんの対応で嫌な思いをすることも少なくありません。

今回はそんな患者さんのお部屋の割り振り方について、看護師視点でお伝えしたいと思います。

 

部屋を決めるのは看護師

基本的に患者さんのお部屋を決めるのは看護師です。

病棟トップの看護師長をの意見をもとに、患者さんの動ける自立度や病気や治療の様子、また精神的な状態などを含めて総合的にお部屋を判断しています。

 

しかしお部屋の判断を主治医が行うケースもあります。

  • 状態が変化しやすく、個室管理が必要と判断した場合。
  • 大きな手術予定の場合
  • 静かな環境での検査が必要な場合
  • 認知症などで大部屋でいることで他の患者へ被害が及ぶ恐れがある場合
  • 介護度が重く、看護師の見守りなどが必要な場合

などなど・・・

医師が個室での管理が必要と判断した場合は、事前に個室がしっかり確保されるようになっているのです。

つまり元気に歩けて、特に介護や介助などが必要でない場合には、基本的に入院当日のベッドの空き状況でお部屋が決定するという仕組みになります。

 

部屋を決めるタイミング

 

お部屋を決める時というのは入院日や前日が多いです。(病院によってもシステムは異なりますが)

ちなみに私が勤務してきた病院では、入院当日の朝の申し送りで

「今日入院予定の〇〇さんは、ケモ予定で自立されている方なので△△号室②ベッドでお願いします。」

という一般の方にはわからないであろう業界用語とともに、看護師の中ではお部屋が決定されていくのです。

ケモって何?看護の医療用語解説

 

特別個室の場合には事前にその希望を確認しているため、かなり前から特別個室の空き状況を予測して看護師長が特別個室のコントロールを行っています。そのため特別個室へ入院する場合には、数日前や前日にはほぼ入室するお部屋は確定しているといいえます。

 

 

お部屋が合わないと感じたら

実はこの手の質問やクレームはとても多く、患者さんの大きな悩みの一つと言えます。

同室者を不快に感じたり、窓側がいい、廊下側がいい、トイレに近いお部屋がいいなどという希望は入院した経験がある方なら、誰しもが思ったことがあるのではないでしょうか?

 

入院してみてそのような不満を感じたらまずは看護師に相談してみましょう。

病棟のベッドの空き具合や患者さんの状態によって判断となりますが、もしかしたらお部屋を移動してもらうことができるかもしれません。

しかしあまりに無茶な要望ではそうはいきません。看護師にもブラックリスト扱いされることもあります。

例えば絶対トイレに近いお部屋じゃないと嫌だとかいう設備的にどうにもならない希望や、他の人の生活音がうるさくて同室者にクレームをつけてしまうような場合は看護師としてもどうしようもできません。

そんなケースは別途お金を払うことで、特別個室に案内される場合がありますが、特に追加料金などを払う希望がなくできるだけ安く入院したいという場合には大部屋という選択肢しかありませんので、少しの我慢やお互いに配慮する気遣いなどは最低限のマナーと言えるでしょう。

 

特別個室ってどんなもの

大部屋はどうしても嫌だ、こんな空間にはいたくないと感じた場合には特別個室で入院するというのも一つの選択肢です。

特別個室というものは、入院の費用とは別に追加で5000円や1万円、2万円などを1日単位で払うことによりさらにお部屋の設備が良く、付属品が付いていたり、トイレやお風呂などが付いている個室に移ることができます。

経済的に余裕がある場合には、このような個室を選んでみてもいいかもしれません。

特別個室の詳細はこちらの記事を見てみてください↓

個室への入院は大部屋とどう違う?費用や医療保険の適応は?使用するメリットデメリットとは

まとめ

お部屋を決めるのは基本的に看護師

病室で不快感や不満を感じたら、看護師にお部屋の移動を相談してみるのもアリ!

無茶な要望やどうしても一人がいい場合には、個室も検討してみよう

ぜひ入院時の参考にしてみてくださいね。