1番安い老人ホームは?月8万円~10万円で入れる施設を探したいというお金がない方へ

パパ困

親が倒れたんだけど、家に帰れないかもって言われて・・・俺施設に入れられるようなお金なんてないよ!!!どうしよう・・・


ナース

突然施設なんて言われたら誰だって驚いてしまいますよね。どこか入れそうな施設はあるんですか?


パパ困

それが全く分からないから困ってるんじゃないか~!!!


ナース

じゃあ、1か月で支払えそうな金額は?


パパ困

う~ん、10万円以下?出来れば8万円くらい!!!


ナース

う、うん・・・ちょっと厳しいかもね・・・(汗)


パパ

そんなこと言わずに頼むよ~!!!


ナース

わかりました、ここでどうにか解決していきましょう!

ということで始まりました、今回のお金がない方向けの施設探し。

実際も施設を突然検討することになったほぼ8割が、このようにお金の問題で悩むといっても過言ではありません。
私達相談員にとっても、施設選びとお金の悩みは切っても切れない関係でもあるのです。

でもお金のことが解決しなかったら、患者さんとしても退院が出来ないわけで・・・そして退院困難者がでると私のクビも吹っ飛ぶ・・・ということで結果的には私達の支援でどうにかして、経済的な問題もクリアして退院出来ているんです。

今回はそんなお金がないケースで対応する方法と施設選びのコツを紹介していきます。

お金がない!という方の現状

お金がない!と嘆く方は、まずご本人ではありません。
お金がなくてもちゃんと生活が出来て、自分の意志が伝えられるような方は、まず施設には入らず自宅へ退院となります。

 

たまに元気なご本人の場合でもご家族が

「自宅に帰ると絶対転ぶから!」

などといって無理矢理施設へ入れようとするケースもありますが、このようなケースだと本人・家族の両者の意見が全く合わないため退院調整がかなり伸びてしまいます・・・。

つまりお金がない!と訴える方の多くは
ご本人は認知症や寝たきりで生活することが出来なくなった方のご家族
ということになります。

お金がない理由と家族の勘違い

ではなぜお金がないのでしょうか?

  1. 本人の収入がない(年金がもらえていない・あるいは少額のみ)
  2. 家族からの支援が出来ない
  3. お金がないと思い込んでいる

 

本当に収入がなかったり、少なかったりする場合や経済的な援助が難しい場合には、お金がないという状況が適切なのですが、実は3のように家族が「お金がない」と思い込んでいるというケースもたまにあります。

 

私が仕事で入院中の方を支援する中で感じたことがあります。

それは

家族がしっかりご本人の経済状況を把握していないことが多い

ということです。

 

お金がないと話している場合でも私たちはちゃんとご本人の通帳等を確認し、収入や資産などをあたらめて確認するよう伝えています。

そうしてふたを開けてみると、

  • 通帳に数百万単位のお金があった
  • 思ったより土地を所有していた
  • 年金の額が予想以上に多かった

というケースも少なくありません。

 

特に配偶者がなくなり遺族年金として多めにもらっていたり、一人暮らしで家族があまり生活状況を把握していなかったケースなどに多いようです。

 

ですのでここでお金がないと思っているご家族の方は今一度ご本人の経済状況をしっかり見直してみることをお勧めします。

 

無理に家族が支援をするよりも現実的

ここで一つ忠告があります。

施設や相談員がよく言う

「ご家族からは援助などはしていただけないのですか?」

というフレーズ。

 

もしかしたら施設を探していた方はすでにどこかで言われているかもしれません。

しかし私は

安易に資金援助をすべきではない

と思っています。

 

家族に資金援助を求める目的は

施設への資金を増やして入居可能な施設の範囲を広げること

です。

つまり援助が出来るとなれば、より高額な施設へ入居する可能性もあり、この先はずっと家族がその負担を負うことになるのです。

 

もし相談員から資金援助の話を持ち掛けられて、「どうにかならないかな」と無理やり援助をしようと思っている方がいるのであればそれはやめておいた方がいいです。

施設へ入居するといつまでその援助が続くのかわかりませんよね?

 

実際にご家族が費用を負担していて、入居後にも追加費用などが発生し

「想像以上にお金がかかる、家の方(家族側)がつぶれそうだ。」

と嘆いている方もいました。

 

なので安易に資金援助を考えるのではなく、ご本人の年金や貯蓄などの資金でやりくりできるような施設を最優先で探すようにしましょう。

格安な施設のデメリット

家族の援助はしない方がいいと書きましたが、そうなると現実問題、少ないお金で入れる施設を探さなければいけなくなってきます。

 

もちろん安い施設にはデメリットもあります。

民間の老人ホームの場合(有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など)

  • 設備面で老朽化していたり、不備があることがある
  • スタッフが少ない、対応が悪いこともある

介護保険で入れる公的施設の場合(特養や老健など)

  • 人気がありすぎて数年待ちの状態
  • 自宅に帰ることを前提にしている場合には、退所の期間が設けられている

このような状況のため、まずは介護保険で入れる公的な施設を探してみて、ダメだったら有料老人ホームなどの民営の施設へ案内したり、空き待ちで待機できる施設を紹介するという流れになります。

 

8~10万円で入居可能な施設

まず10万円以下という条件を聞いて、私たち相談員が検討するのは「特養(介護老人福祉施設)」への申し込みです。ここはかなり人気の施設で、8万以下で入居することも可能です。(介護度や世帯の収入などによって費用も異なる)しかし、とにかく人気過ぎて空きがないのと、介護度が重いことが問題。

【特別養護老人ホーム】入所できた介護度や状態と空き待ちの期間は?

すぐに入れるような方はおらず数年待ちを覚悟いておいた方がいいでしょう。

 

または老健(介護老人保健施設)などは自宅に戻ることを目的としている施設で、介護保険で入居できるため費用は安く抑えられるのですが、半年程度を区切りに自宅へ退院することとなってしまうのです。

介護老人保健施設(老健)は何をする施設?入所できたケースとできなかったケースも紹介

 

その他、認知症の診断がありある程度自立されている方の場合には「グループホーム」も適応になります。

また「ケアハウス」も身寄りがない、または家庭環境や経済状況などの理由により家族との同居が困難な高齢者がを対象としており、自立されている方の場合には月10万円以下で入居することも可能です。

しかし最近の現状としてこれらの「グループホーム」「ケアハウス」も人気空きを確保することが難しくなってきています。

施設の空き状況を探してみる

空き待ちをやり過ごす方法

とりあえず上記のような施設へ申し込んでおいて、空きが出るまで他の施設ですごすという流れが一般的になっています。

 

空きがいつ出るかはわかりませんが、その間は

  • 老健(介護老人保健施設)
  • 地域包括ケア病棟(入院している方が自宅や施設へ退院するための病院)
  • ショートステイ(さまざまな施設で実施)

 

などでやり過ごすことになります。

しかしいつまでという明確な期間がわからないため、もどかしく感じたり不安になってしまうことも。

 

そんな場合には潔く民営の格安老人ホームへ入居するという選択も出来ます。

 

格安の老人ホームを探す方法

上記でも書きましたが、格安の老人ホームは設備が古かったり、人的サービスに問題があったりするかもしれないリスクがあります。

 

実際に

「安い施設に申し込んだらサービスが最悪だった」

という感想をおっしゃるご家族もいました。

 

しかし事前に家族なりが

自分たちで見学に行き、適切な視点で判断をすれば施設の良し悪しは見極めることが出来ます。

 

安い施設でも納得の行く施設を探すことは不可能ではありmせん。

 

本当にお金もなくて、時間もかけたくないような場合には

自分たちで施設を見て決める

という意気込みで老人ホームを探してみましょう。

 

施設を見極める方法についてはこちらに書いてあります↓

安い施設は危険⁉失敗する老人ホームの5つの特徴とは

老人ホームなどの施設選びで失敗する原因トップ3はこれだ!

 

このようなポイントを参考に自分で探してみてもいいでしょう。

施設選びのツールとしては資料請求が簡単にできるサイトなどを活用すると手間がぐっと省けます。

複数の資料を一括で取り寄せ出来るため、いちいち施設へ連絡する必要もありません。
こちらは私自身も利用している施設の紹介サイト(ライフル介護)です。掲載数も多く、利用しやすいサイトになっています。
サイトから施設内部の様子まで見ることが出来るので簡単な雰囲気やサービス状況なども知ることが可能です。



ここに掲載されていない場合には、他のサイトもありますのでぜひ資料をもらってみましょう!

ネットで資料請求できる施設の検索サイトって?人気のサイトをランキングで紹介

 

それでもどうにもならない!と思ったら

本当にお金がなくてもう無理!

と苦しんでいる場合にはこちらをどうぞ↓

お金がなくて施設も自宅介護も無理!費用のことで悩んだらするべき3つのこととは

 

プライドも何も捨ててやるべきことが書かれています。

本気でどうにかしたいならこのような方法もあります。

 

施設選びで失敗しないためのコツ

 

入居してから

「こんなはずじゃなかった」

と後悔しないために必ずすべきことがあります。

それは施設への体験入居です。

見学だけではわからない施設の雰囲気や職員のサービスなども、1泊でも体験入居することでリアルな雰囲気を知る事が出来ます。

なので見学をしてみて気になった施設があった場合には、ちょっと手間でも体験入居をさせてもらい最終確認という形で決めるようにしましょう。

 

まとめ

まずは本人の経済状況を把握する

経済状況と本人の状態から希望の施設を選ぶ

空きを待ちながら、他の施設でしのぐ方法がある

てっとり早く入居したいなら民営の老人ホームなら空きがみつかりやすい

お金で施設を選ぶことは、イメージ的にはよくないかもしれませんが、無理やり家族が経済援助をしてみんなが苦しい思いをするよりは断然いいと思います。限られた経済状況の中でも入居できる施設は必ずあるので、相談員とも相談しながら自分にあった施設を探していきましょう。