グループホームの特徴と口コミ・評判・感想は?入居拒否をする場合の対処法も紹介

「認知症」と診断されると、本人、家族は

今までの生活を続けていけるのか?

と将来的な不安を感じてしまう方が多いと思います。

 

特に一人暮らしや、夫婦のみで生活されていらっしゃるような場合は、

  • 料理や掃除といった生活のこと
  • お薬の内服のこと
  • 買い物や支払いなどのお金のこと
  • 詐欺などのトラブル

などが心配な点だと思います。

 

もし、高齢者のみで生活していけるかわからないというような場合には、こちらの「一人暮らしの親が自宅で生活できるか」家族が考えるべき視点とはを見てみて下さい。

 

今回はこんな「認知症」の方を抱えるご家族ために「グループホーム」という施設について紹介していきたいと思います。

 

グループホームとは

グループホームとは、認知症の高齢者が家庭に入るような環境の中で入浴や排泄、食事などの日常生活の介助や機能訓練レクリエーションなどを受けることができる施設です。

歩行などの身体的な自立が出来ており、共同生活を送ることに支障のない方を対象としています。

 

1ユニット(4~9人程度)の集団で生活することとで、認知症があっても利用者同士が協力し、コミュニケーションを取りながら安心して暮らすことが出来るような環境となっています。

その詳細についてお伝えしていきます。

 

地域密着型サービスの条件とは

 

そんなグループホームですが、地域密着型サービスといって、その自治体の住民票がある住民だけが入居することができるという条件があります。

例えば別の市町村で暮らすご家族を呼び寄せて一緒にグループホームに入ろうと思ってもなかなか難しいのが現状です。

どうしても、時間をかけてでも一緒にすみたいという希望が強い場合には、住民票を移動して同じ自治体に住んでいることにすることで、入居が可能になることもあるようですが、自治体によって住民票を移してから一定期間たたないと申し込みができないっていうところが多いようです。

 

しかしこのグループホームは、事業所数が1万3000を超えており、地域密着型サービスの中で最も多い施設となっています。

認知症の方が利用できるグループホームは需要が増加しており、今後入居したいと考える方も増えていくと思われます。

 

生活環境は個人の生活を重視・認知症の方に適応したユニット型

グループホームではユニット型と言って1ユニット9人までの家庭にいるような環境の中で集団生活をしています。

 

認知症の方同士が一緒に生活をするなんて、余計危険じゃないの?

 

と感じる方もいるかもしれませんが、認知症で重要なのが

  • 1人になる時間を少なく、他者とのかかわりを持つ
  • 共同生活をおくることで自分の役割を見出す
  • 同じ人間が日々接することで安心感が生まれる

ということです。

 

病院などで入院したままだと、なぜ自分がここにいるのかも分からず、見ず知らずの患者や多くのスタッフと接することで混乱してしまうケースが非常に多いです。

 

そして自宅にいても、一人暮らしや夫婦のみの場合だと、自宅の外に出る機会も少なく、刺激もないため症状がさらに悪化することも予想されます。

 

つまりグループホームのような、少人数制で同じ利用者やスタッフが日々関わっているような居場所があると認知層があっても安心できて、さらに自分が何をしたらいいのか考えることで認知所の悪化も予防できるような施設といえるのです。

 

その共同生活の中でも入居者個々の生活を重視し、居室は個室となっているためプライバシーは保たれてるように配慮されています。

 

施設にいるスタッフ(職種)について

グループホームには

  • ヘルパー(常勤)
  • 管理者
  • 計画作成担当者(ケアマネジャーなど)

の職種が義務付けられています。。

介護職員は利用者さん3名に対して1名以上配置という規定があります。(夜間以外の場合)グループホームによっては、地域住民がボランティアに入るなど、人員体制が熱く、入居者の自由な外出もサポートをしているところもあるため、他の介護施設に比べて自由度は高いといえます。

看護師などの医療スタッフの配置基準はないため、医療行為が必要であったり、医療依存度が高くなってくる場合には、住み続けることが難しくなります。その場合には、施設への転居などを考えなくてはいけなくてはいけません。

 

しかし最近では看取りまで行うようなグループ施設もあります。

実際に看取りまでお願いしたこともありました。

 

ですので、自分の地域にどんなグループホームがあるのか調べてみることをお勧めします。

グループホームの資料請求ができるサイトを見てみる

グループホームの費用と有料老人ホームとの比較

他の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に比べて費用は安いといえます。

 

地域やサービスの提供内容によっても金額はかなり差がありますが、

  • 入居にかかるお金:15~22万円(全国平均)
  • 月の利用料:約10~20万円

このように入居一金で100万円以上もかかってしまう有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅よりは経済的な負担は少なく抑えることができます。

 

中には月にかかる費用が10万円以下の施設も多いので、家族としても経済的に負担が少なく、入居させやすい施設ではないでしょうか?

 

費用はサービス内容で加算がでることに注意

 

月々の支払いに関しては

  • 家賃
  • 管理費
  • 食費
  • 光熱費

その他施設での介護保険のサービス内容に応じた自己負担分が、請求額に上乗せされることになります。

 

サービス内容での自己負担額は22,000円~25,000円程度と介護度によって決まっていますが、その他に認知症加算など施設独自で取り組んでいる特徴などを踏まえた追加料金が加算されるようになります。

具体的には

  • 認知症加算(認知症の専門的なサポートがある場合)
  • 医療連携体制加算(医療処置の実施や看護師の配置によるもの)
  • 生活機能向上加算(機能訓練指導員によるリハビリの実施が出来る場合)

このような加算も含めた請求額が月々の支払いに上乗せされることになるのです。

ですので、基本料以外の費用もかかるということを理解して置かないと、入居後に予想以上の出費で悩むこともあります。

 

しかし全体的にみてもグループホームは費用を抑えられ、認知症の方が安心して生活が出来る施設といえます。

次に実際に家族がグループホームに入居した方からの感想や口コミを紹介していきたいと思います。

 

グループホームの評判・口コミ

 

実際にグループホームに家族を入居させたご家族からの感想や口コミを聞きましたので紹介していきたいと思います。

パパ

母親が認知症になって、一人暮らしだと心配なので、どこか入れる施設はないかと考えていました。もともと担当していたケアマネージャーに相談したところ、「グループホーム」をすすめられて見学をして入居を決めました。
最初は母自身は「自分で生活出来ているのに、なんて仕打ちをするんだ!親を不幸にするなんて!」とまで言って、僕のことを悪者だと思っていたようですが、実際に施設へ入ってみると友達も出来て、毎日楽しそうに過ごしています。
今では「ここに来れてよかった」なんて言っているほどですから(笑)


ママ

私はがんこな父がゴミ屋敷でひとり生活しているのに耐えられず、周囲からの目もあるので、どこか入れる施設を探していました。有料老人ホームなんかも検討したのですが、認知症の状態や頑固で脱走の危険もあった父はなかなか受け入れてもらえず・・・でもケアマネージャーさんや地域の方が一生懸命探して、地域のグループホームを探してくれたんです。最初は本人も「家に帰る」と言って脱走したり迷惑をかけていたようですが、スタッフの方にも「認知症があると仕方ないですよね」と快く対応してくださり、本当に頭が上がらないです。今では本人も「自分の居場所はここだ」と認識して、落ち着いて生活が出来るようになりました。

 

この2人のケースからも分かるように、

入居させようと思ってもなかなかご本人が納得しないというケースは非常に多いです。

それは認知症自体の特徴として以下のようなことが考えられます。

  • 今までの生活にこだわりがある
  • 性格が変化し、頑固や執着気質になる
  • 変化を求めなくなる(こもりがち)

 

さらに今まで生活してきた自宅を離れることは誰でも不安に感じるでしょう。

ですので、なかなか認知症の方を施設へ入居させるというのは一筋縄ではいきません。

 

施設入居を嫌がる本人を上手く施設入居へ導く方法

 

私も仕事上、家族の強い希望でご本人を施設入居を考えるように仕向ける(?)ことがあります。

 

しかし上記で述べたように認知症の方などはかなり苦戦します(笑)

 

そんな時にはどうするか。

 

それは

「医療スタッフ(特に主治医)」から意見をもらう

という方法が何よりも最強です。

 

ご本人の意識を変えるためには

「自宅ですごす危険性や誰かしらのサポートの必要性」

を理解してもらうことが何よりも重要です。

そのためには、信頼がおけてかつ影響力のある人物からの説得が有効です。

つまりそれは「かかりつけの医師」が最適!

 

私も退院調整で困難になった時には医師に説得をしてもらいます。

そうするとどんなに渋っていた方でも、意外に

「そうですよね、わかりました!」

なんて二つ返事をもらえることも(笑)

 

ですので、認知症の方によくある「ご本人が納得しないケース」の場合には家族以外からの説得を有効に活用してみましょう。そのタイミングとしてはやはり入院中が最適です。

一度でも自宅に戻ってしまうと、本人も「ほら!ちゃんと生活が出来てるじゃないか」という自信を持ちますので・・・

 

ご本人をが納得するためには「説得する人物」と「タイミング」が重要といえます。

 

グループホームを探す方法

ここまで読んで、家族をグループホームなどの施設へ入居させたいと思った方は、自宅近くの施設を探すことから始めましょう。

 

施設探しの方法をしては

  1. ケアマネージャーなどの身近な相談員に相談する
  2. 相談員がいない場合には近くの地域包括支援センターに相談する
  3. 自分でネットなどを通して探してみる

このような方法があります。

1:ケアマネージャーなどの身近な相談員に相談する

 

すでに介護保険を利用している方の場合には、担当のケアマネージャーがいると思います。

 

ケアマネージャーは介護の専門的な相談に乗ってくれ、さらに利用者であるご本人の状態を一番把握している人物ともいえます。

なので、担当のケアマネージャーがいる場合にはまずケアマネさんに施設のことを聞いてのがいいでしょう。

 

ただし、私はケアマネさんにも要注意人物がいるということをみなさんに注意喚起しています。

こんなケアマネは嫌だ!選んではいけない特徴10個

【施設選び】ケアマネの言いなりになってない?後悔しないために今すぐできる3つのこと

 

もし担当のケアマネージャーを不審に思うようなことがあれば、以下の方法で施設探しをしてみましょう。

 

2:近くの地域包括支援センターに相談する

まだ介護保険を利用していなかったり、介護について相談できる場所がないと感じている場合には自宅の近くの「地域包括支援センター」に相談をしてみましょう。

地域によって「介護相談センター」など名称はさまざまです。

 

ここはケアマネージャーや社会福祉士などの相談員が介護などについての相談・対応をしてくれる施設なので気軽に連絡をしてみましょう。

 

3:自分でネットなどを通して探してみる

 

介護保険も利用していないし、わざわざ誰かに相談に行くのも面倒だと思う方は、まず自分で施設を検索して資料を請求してみましょう。

 

ネットで無料で資料請求できて、かつ複数の施設の資料を一括で請求できる便利なサイトがあるので、ぜひそれらを活用してみましょう。仕事もあって忙しいご家族などにはこの方法がおすすめです。

 

ネットで資料請求できる施設の検索サイトって?人気のサイトをランキングで紹介

 

まとめ

 

認知症と診断され、少しずつ物忘れなどが進行してくると、ご家族はこのまま自宅で生活が出来るのか不安に感じてしまいます。さらに本人は「今まで出来ていたんだから大丈夫!」という方も多く、本人の希望と家族の心配のギャップに悩んでしまうご家族も少なくありません。

 

家族が認知症の方の生活を心配することは、当然のことですし、できれば本人が納得して施設を選んでもらえたら理想的ですよね。

 

ぜひここで紹介した方法も参考に、ご本人が安心して生活できる場所を選んであげて下さい。