老人ホームなどの施設選びで失敗する原因トップ3はこれだ!

 

両親や家族が、病気や身体機能の低下などで自宅で過ごすのが大変になった場合に考えるのが老人ホームなどといった施設への入居ですよね。

 

自宅で過ごすのも心配となるといち早く入居できる施設を探さなきゃと焦る人も多く、さらに人気の施設はどこも入居待ちなどという現状もあるため、施設選びはなかなかスムーズにいきません。

 

また私自身、病院で退院支援看護師という仕事をしており、さまざまな患者さんやご家族の悩みを日々聞いています。その悩みに十分に寄り添うことができればいいのですが、長期に入院している患者さんの場合は特に、病院の経済的な事情もあるため早めに入居出来る施設を探して早期の退院を促していくという現状も仕方ない部分はあります。

そのためご家族は「早く入れる施設を探さなくちゃ」という焦りの気持ちを抱えたまま、よくわからない施設を探さなければいけません。

 

今回は私が入院患者さんと実際に関わる中で感じた、施設に入居して失敗したと感じたケースで多い理由をお伝えしたいと思います。

今施設を探している方、これから探そうと思っている方の参考にしていただけたらと思います。

 

1・予算以上に料金がかかってしまう

 

施設に入居した後、その家族が抱える不満として最も多いのがこの経済的な部分です。

 

最初は「親のためにお金は何とかしよう」と意気込んでいても毎月毎月の支払いになるとかなり高額な出費になり、家族の生活を苦しくしてしまうケースも少なくありません。

 

施設といっても本当にたくさんの種類があり、そのサービスも施設によってさまざまです。

施設について何が何だか分からない、でも知らないで契約するのは怖いという方はこのような本で事前に介護施設や老人ホームについて調べてから、施設を検討してみるのもおススメです。

 

こちらの本は私自身も購入して、施設を勉強したり、患者さんへのアドバイスへの参考にさせて頂いています。初めての方でもわかりやすく書いてあるため、何も知らないという方におすすめの本です。

 

2.待遇が酷いブラック施設だった

 

お金についてもよく調べて、納得して入居したのに、実際に入ってみたら職員の待遇や扱いが酷かったというケースもあります。

今では介護施設での暴行や性的な犯罪、利用者同士のトラブルなどのニュースも耳にしますよね。

そんな「入ってみないとわからないトラブル」に悩んで失敗してしまうこともあるんです。

 

また施設の職員も人間ですし、人のサービスで成り立っています。

実際に利用した方の家族には

「あそこのケアマネは相性が良くなかった」

「あの施設はおむつもまともに変えてくれないで、ほったらかしにしている」

 

などという不満や愚痴をこぼす方もいます。

 

その施設で働いている職員との相性や仕事ぶりまではなかなか事前に把握するのは難しいような気もしますが、家族としては数十万単位のお金を支払うこともある施設ですので、失敗したときのショックはかなり大きなものになってしまうのです。

 

3.距離が遠く面会に行けない

 

都心部ではなく地方の施設では比較的スムーズに入居できる場合もあります。

実際に私が働いている某地方の病院では、都心部では入居できる施設がなくこちらの空いている施設に入居したという方が、たまに体調を崩して入院されることがあるのですがここでも問題が発生してきます。

 

実際に体験したケースをお話しします。

住所を見てみると、車で高速を使っても2時間はかかるであろう都心部に住んでいるようで、ご本人はほぼ寝たきりの状態。

 

以前の施設では昼間に利用者さん同士で楽しく過ごせていたようですが、今回病院に入院になり、環境の変化で落ち着かなかったり、寂しそうにしていたこともよくありました。

その方の病状は手術も出来なくもないが、治療は本人と家族で相談しましょうという流れに。

 

しかし家族は本人の住所である片道2時間の距離の都心に住んでいます。

こちらから電話をかけたところで

「仕事があるのでそんなに急にはいけません。」

また本人の着替えの替えも無くなってしまい、ご家族に連絡すると

「遠いので持っていけません、そちらで何とかなりませんか?」

 

とこんなかんじ。

まぁご家族の気持ちも分かりますが、うちの病院でも衣類の洗濯サービスまではやっていないのが現状です。

 

なのであえて家族に言いたい。

 

施設に入居させるのはいいけれど、そこで全部面倒を見てもらうつもりでいるのは間違いです。

 

多分このご家族も施設に入居したことで「もう何も心配はない」と思い込んでいたと思います。

しかしその施設が「何があっても」その施設で対応してくれるならともかく、見取りや急変時の対応までは把握していなかったのでしょう。

 

高齢者の場合は特に体調を崩しやすく、さまざまな病気になりやすいです。

 

そんな時に施設で対応できることは限られています、一応は嘱託医といって施設には担当の医師がついてはいますが、詳しい検査などが必要な場合にはある程度大きな病院に入院ということになります。

 

そこで家族が「私たちは知りません」という態度は取れないということしっかり理解しておいてください。病気などの事態になってしまったときに対応する場所は、病院であって施設ではありません。

 

遠くの施設を選ぶということはこういうことです。

何かあった時に本人のところに駆けつけることが出来るか、ということも施設選びには重要だと感じています。

 

結局、どうやって選べば失敗しないのか

 

ここまで施設選びで失敗した理由を書いてきましたが、では失敗しないためにはどうやって選べばいいのでしょうか。

私が考えるポイントを3つお伝えしたいと思います。

お金については比較と相談が重要

施設入居にかかるお金については、本当にさまざまで施設によって異なります。

またそのような施設の費用はすべて一つ一つチェックしていかないといけないので、比較するにも一苦労です。

 

実際に患者さんや家族に施設を提案してく立場の私でも、施設の種類が多すぎてかかる費用までは把握できていません。そのくらい費用を比較していくって大変なことです。

なのですべて家族のみでしようとしないでぜひ、私たち相談員や便利なネットなどを利用するようにしてみて下さい。

私たちのような相談員については病院で問い合わせして見ることをおすすめします。

お金、介護、退院場所など…退院についての不安は病院の相談窓口へ~退院支援の専門家とは~

 

また今では便利なサイトもあって、近くの施設について費用やサービスなどを簡単に比較できるものもあります。

 

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サービス内容については出来る限り見学に行って把握する

 

サービス内容は実際に入居してみないとわからないことが多いです。

でもできる限り契約前にその施設の雰囲気や働いているスタッフの人柄、入居者の感じ方などを知りたいですよね。

そんな場合には、事前の施設見学がおすすめです。

 

施設の雰囲気を実際に感じてみたい場合には、ケアマネジャーがいるならば担当ケアマネジャーに相談したり、病院に専属の相談員がいる場合にはその方に相談してみるのもいいでしょう。

また個人で直接施設に連絡を取り合うことも可能ではありますが、うまくいいように言いくるめられたりして、すぐに契約をさせられたり、不要なサービスを勧められてしまう可能性もあります。

 

施設選びといっても、施設の種類はさまざまで似たような名前でもサービス内容が全く違ったりする場合もあるため、知識がないまま選んでしまうと本当に必要なサービスが受けられないなどのトラブルに繋がってしまう恐れもあるのです。情報を何も知らない方が単身で行くよりは、知識のある方のサポートを借りながら一緒に探していくようにしましょう。

 

ケアマネジャーや相談員など身近に相談できる人がいない場合には、先程の施設探しのサイトでも専属の相談員が入居の相談に乗ってくれたり、その人にあった施設をアドバイスしてくれたりとサポートが充実しているため、不安な方はそのようなサイトを利用してみるのもいいでしょう。

 

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何かあった時のことまで考えて選ぶ

上記で遠くの施設を選んだ方の事例を紹介しましたが、自宅から遠い施設は入居はしやすかったり、料金が安いなどというメリットもありますが、何かあったとき(病気になって入院したときなど)にすぐ駆けつける必要が出てきます。

 

看取りや急変時の対応まですべて施設で対応しているならば問題ありませんが、入居後に体調が悪化したり病気になったした場合の対応も事前に考えておく必要があります。

 

まとめ

介護施設は本当に種類も多く、介護保険や社会福祉、医療介護などの知識がないとその方にあった施設というものがわかりません。ただ空いていたから、という理由で選んでしまうと、お金や待遇、いざというときの対応で後々後悔してしまうことになりかねません。

 

ですので、施設選びはとにかく

  1. あせらずじっくり時間をかけて、
  2. 納得できるまで見学や比較をし、
  3. 知識のある人のサポートを受けながら

 

すすめていくことがとても重要です。

ぜひこれから施設を選ぶ方は焦らずに見つけていきましょう。