【施設選び】ケアマネや窓口に任せて大丈夫?本人・家族のことを本気で想ってくれるパートナーとは

 

 

パパ

うちの母を老人ホームに入居させようと思って、今ケアマネージャーに施設を探してもらっているんだけど、あまり連絡も来ないしなんだか不安・・・このままで大丈夫かな⁉

 

ママ

ケアマネさんに空いている施設を探してもらったんだけど、母はなんだか居心地悪そうで、具合が悪いのにほったらかされているみたい。大丈夫かしら?

 

 

みなさん親や家族を施設へ入れる時、どのように決めていますか?

誰に相談しようと思いますか?

 

大事な家族を預ける施設は、選び方を間違えると命に関わる事態にもつながります。

今回はそんな施設選びとケアマネージャーとの関わり方について考えていきたいと思います。

なぜ施設選びを失敗してしまうのか?

 

ちゃんと選んだつもりでも、入所後に後悔してしまうケースは少なくありません。

でもなぜ入所した後になって気づくのでしょうか?

 

その主な原因を考えてみたいと思います。

介護施設の種類が多すぎて、ぴったりの施設がわかりにくい

 

介護保険で利用できる施設はかなり種類が多く、私もこの仕事を始めた直後は施設の種類を理解するのに大変苦労をしました。

実際に今でさえ完璧に説明できる自信はありません・・・(;・∀・)

 

そんな施設の中から、利用者に合った施設の種類を考え、提案するというのは大変むずかしいことでもあるのです。

 

ですのでどうしても「誰かに頼らないといけない」状況になるのが、施設探しということになります。

 

ケアマネージャーや窓口に任せてしまう

実際に入所したあとに後悔している方の多くは「実際の施設の現場を把握できていなかった」という特徴があります。

つまりケアマネさんや窓口に施設探しを任せて、家族はその言われたとおりに施設を選んでしまった結果、入所後に違和感や不満を感じるというケースが多いのです。

 

もちろんケアマネさんは介護の専門家です。

その地域の施設について十分な知識を持っているはずではありますが、ケアマネージャーも本当にいろいろな方がいて、利用者の方を第一に考えてくれる方もたくさんいます。

 

でも、しかし、中には利用者さんよりも経営や効率を優先している方もいるというのが現状です。

これ、偉そうに書いていますが、実際は病院も同じことがいえますので…(´_ゝ`)

要は介護も医療も同じ、ということです。

 

大事なのはそんなブラックなケアマネや事業所を見抜くことができるか、ということ。

ケアマネージャーについては下記でも詳しく説明しますね。

 

ケアマネジャーが適切な施設をわかっていない

 

先程もケアマネージャーを信頼しすぎて施設選びをすべて任せてしまうのは危険だと書きましたが、ケアマネージャー自身が施設について十分にわかっていないということもあります。

例えばその地域についての情報をあまり持っていなかったり、ケアマネさんの経歴によっては得意・不得意分野がどうしてもあります。

でも利用する側からすれば、そのような内部事情はわかりにくいですよね…

 

知識が不十分であったり、介護の知識は豊富でも医療的な視点が抜け落ちてしまっていたりすると、本当に必要なサービスが理解できず、結果的に合わない施設選びにつながってしまうこともあるのです。

 

ケアマネを完全に信頼して大丈夫⁉

 

ケアマネさんは、担当者を一番近くで家庭や生活を見ているので、まずは一番に介護の相談をするべき人間です。

そして本来は利用者さんや家族の立場に立って、希望や状況にあった適切なサービスや施設を提案してくれるはずです。

 

しかしすべてのケアマネージャーがそうだと思ってはいけません。

 

上から目線で厳しい意見を言わせてもらってすいませんm(__)m

 

何度も言いますが、どうしても病院でさまざまなケアマネージャーと接していると、そう思わざるを得ない状況があるんです。

今回はそんなケースを紹介します。

 

実際にあった利用者を無視した施設利用のケース

老人ホームに入居していたAさんのケース

自分で動けていて、入院中になんでもできたAさん。(要介護の軽い方のレベル)

ちょっと認知力の低下はありましたが、軽いもの物忘れで、常時の見守りは必要ないような方でしたが、この方のケアプラン(介護のための計画)を見てみると、

訪問介護を週6回利用し、訪問リハビリや訪問看護が週3回

も入っていました。

キーパーソンの身内の方はみんな遠方。

 

ちょっと不自然だったので本人に聞いてみると

「施設の人が親切にしてくれてね、なんでもやってくれるんですよ。

看護師さん?そんな人来てたっけな?」

という反応。

 

ご本人は今利用しているサービスについて何も知らない状態でした。

 

ヘルパーについても

「自分で出来ているし、今は手伝ってもらわなくてもいいわよ。」

という感じでした。

 

これはご本人の認知症をうまく利用し、使えるサービスを使えるだけ詰め込む、典型的な利益優先の施設のやり方だな~と病院のスタッフ全員が感じました。

どう考えても週6回のヘルパーに訪問リハビリまでは必要ないと思うレベルです。

 

その後家族に確認してみても訪問看護師や訪問リハビリが来ていることさえも理解しておらず、ケアマネージャーや施設の促すままにサービスを利用してしまっていたのでした。

 

家族は「確かに最近施設の請求額が増えたんですよね。ちょっと施設に確認してみます。」とおっしゃっていました(;・∀・)

 

ケアマネージャーは医療に弱い人もいる

ケアマネさんはどんな資格を持っているのか、どんな経験があるのかみなさん知っていますか?

 

医療や介護関連の資格を持っている経験豊富な人ではあるのですが、その殆ど(7~8割)が介護の資格を持っている方というデータがあります。

 

逆を言うと

医療の資格を持っている方は2割程度しかいない

ということになります。

 

医療と介護、同じようで中身は全く異なります。

 

確かに介護に慣れていれば生活の面では安心が出来ますが、高齢者のほとんどは病気を抱えながら暮らしていますよね?

 

つまり生活をしている中で、いつ持病が悪化してもおかしくない状況なのです。

その緊急時の対応や、入院したときのことまで考えてくれるケアマネさんがパートナーであってほしいと思いますよね。

 

今や地域包括ケアの時代と言われ、病院と地域が一緒に高齢者を支えていこうと政策をすすめています。

 

しかし施設などの利用者が入院した場合、担当ケアマネージャーが病院に来ることってめったに無いんです

本来であればケアマネさんは病院に足を運んで一緒に病状などを確認すると病院にもケアマネさんにも収益になる仕組みがあります。

 

しかし情報を伝えるためのFAXをくれたりはするんですが、病院から声をかけないとケアマネさんはなかなか病院まで来てくれません。

医療の現場ってケアマネージャーとしては入りにくさがあるんでしょうね。

 

中には毎回のように病院に顔を出して○○さんとお話していってもいいですか?

というケアマネさんもいます。

 

この介護と医療の連携をちゃんとしないと、

利用者の病気や予後予測(この先状態がどうなって、どんな症状がでてくるのか、生活の中で必要な観察は何か)

という視点が抜け落ちてしまうという結果になるのです。

 

ケアマネさんを選ぶ際には介護や生活だけでなく、病気や予後のことまでしっかり見通してアドバイスをしてもらえるようなケアマネさんを選んでほしいと思います。

 

判断力が弱い方に付け込んで、利用料を稼ぐ悪質な施設に要注意

 

先程の例にも上げましたが、利用者のことを全く考えず、会社の利益をあげようとするあまり、必要のないサービスなどをケアプランに盛り込んでサービス利用料を稼いでいる悪質な施設は実際に存在します。

 

特に、サービス付き高齢者向け住宅などで、一つの会社が住宅やデイサービス、訪問看護などをグループ企業として運営している場合、外部からの目が入りにくい状況になり、かつ自身の会社のみで利益を得られるような状況を作ることができるため、このような『サービス詰め込みケアプラン』になる傾向があります。

認知症などの判断力が低下している方は要注意です。

 

あなたのご家族の施設やケアプランは大丈夫ですか?

 

必要なサービスやケアについての正解はないため、それ自体は特に悪いことではありません。

だからこそ本人やご家族はそれに気づかないまま、見過ごしてしまっていることが多いのが現状です。

 

ただ私達医療者や利用者のことを考えているケアマネージャーが見れば、それが本人のためなか会社のためなのかはすぐに分かります。

もしあなたの家族がすでに介護サービスを利用しているのであれば、この機会にケアプランや施設の生活状況などをもう一度見直してみてもいいかもしれません。

 

何を基準に選ぶ?

ではこれから施設やケアマネージャーを選ぶ場合には何を基準に選べばいいのでしょうか?

 

そのポイントをまとめておきます。

ケアマネや窓口の選び方のコツ
  • 実際に会って話してみて納得できるかどうか
  • ケアマネ以外の第三者にも見解を聞いてみる
  • 施設やサービスを利用する場合には、ケアプランの定期的な確認を!

この選び方についても、はぴかいサロンなどで定期的にセミナーを行っていきますので、ぜひ参加してみてくださいね(*^-^*)

ここまで読んでいただきありがとうございました!